〜皆様へ〜
ようこそいらっしゃいました。
あなたの訪問を心より感謝申し上げます。
・・・申し訳ありません。
私は、こういう挨拶しかできないのです。
これも・・・使命なれば。
は? もっとくだけた感じ、をお望みなのですか?
・・・難しいことをおっしゃいますね。
これも、客人をもてなす心遣い、
と思っていただきたいのですが・・・。
私は綾水に代わり、
あなたをお迎えするという役目を与えられましたゆえ。
「使命」
私にとって、生きることの意味と等しい。
それぐらい、大切なものなのです。
誓いを新たにするとき、私は「使命」を口にします。
もう再び、あのような悲劇は繰り返さないために。
しかし、この私でも「使命」に思い悩む時があります。
自分で定めたはずの「使命」に、押しつぶされそうになる。
これも、まだ私が至らぬためなのか。
ですが。
そんな時。あなたがここを訪れてくれると。
言葉では言い尽くせぬ、心の温かみを感じるのです。
今の自分を肯定してくれる。
あなたの存在は、私にとって一筋の光。
悩み、惑う心に温もりを与えてくれる。
そんな、かけがえのない存在なのです。
そんなあなたの力になりたい。
これは、「使命」ではなく。
私の強い「望み」なのです。
どうか、再びこちらへおいでください。
そして、もしもその時に何か悩みやお困りのことがあれば、
なんなりとご相談ください。
私でよろしければ、お力になりましょう。
いえ、ならせてください。
〜源 頼久〜