〜ここを訪れたすべての者へ〜

フッ・・・。よく来たな。とりあえず歓迎してやろう。
私に会いに来るとは、おまえも物好きなのだな。

・・・まあ良い。
ちょうど退屈していたところだ。

私と少し、話すか?

 

おまえは疲れた時はどうしている?
体の疲れだけではない。
心が疲れた時。おまえはどうしているのだ?

 

体が疲れたときは、眠ればよい。
ただ、何も考えず。
体を横たえ、そして瞼を閉じるのだ。
眠りが体を癒し、次への活動力を生み出すであろう。

寝つきの悪い者もいるようだな。
そういう者は、何かしらの煩い事に心奪われているのだ。

何も考えない、ということは難しいのだ。
人は、必ず何がしかを考える生き物だから、な。

 

羊を数える事に心を奪われるならば、煩い事から開放されるやもしれぬぞ。

・・・フッ。冗談だ。

 

では、心が疲れた時はどうする?
おまえは、どうしている?

その時は、私を頼れ。

私を呼ぶのだ。
ただ、それだけで良い。

私の司る「闇」の力は安らぎ。
すべての者に等しく安らぎを与える。
だが、おまえの心が苦しみ、悶えるのならば。

私の力を、おまえのためだけに使おう。
そして、心の疲れを癒そう。

・・・そうしたいのだ。

 

安らぎを与えるはずの私でさえ、疲労を感じる時がある。
そんな時はただ、心を静め、星々の囁きに耳を傾け。
そして、おまえの顔を思い浮かべる。

そうだ。

おまえは私の「癒し」。

癒しを与える者よ。
どうか私の傍にいてほしい。
思い浮かべるだけで飽き足らぬ時は、
おまえを直に見たいのだ。
おまえに触れてみたいのだ。

おまえに会うことが、私の最近の喜びなのだ。
だから、また来てくれるな?

フッ、分かったか?

〜闇の守護聖・クラヴィス〜