■ what color is iove ■

「海は青・葉は緑...これは形ある物、目に見える物の色...
じゃあ愛は?形に表せても目に見えない物の色は何色だと思う?」
「...わかんない。」
「そうね...すぐに答えが出せる物ではないわ...アンジェ...
アンジェリーク。色んな物を見て、知り、色んな事をしなさい。
そうすればいつか解るわ...」
「はい。...お母さん...」
「私の愛しい子...あなたが見つける愛の色は
何色なんでしょうね...」

―――――― 私だけの愛の色は... ―――――

「おい!ア...ジェ...」
(だぁれ?)
「起きろよ!アンジェ...ク」
(私のことを呼んでいるのは...誰?)
「アンジェリーク!!」
「ッア...アリ...オ...ス?」
「ああそうだよ!それよりお前なんて所で寝ていやがるんだ...」
「アリオス...アリオスの愛の色は何色なんだろうね...」
「はぁ?何言ってるんだ?お前」
「クスッ...何でもない...何でもないわ...」
満天の星の下、町がよく見える丘の大きな木にアンジェリークは寝てい
た...遠い昔の夢を見ながらうっすらと解ってきた愛の色に嬉しさを押
さえられなくて、思わずアリオスに抱きついた...。
「何だよいきなり...」
「だんだん解ってきたの...何となくなんだけどね、少しづつ」
「何が?」
髪にキスをしながら自分の中に飛び込んできた天使を抱きしめる...
手を離したら2度と帰っては来ない...そんな不安を抱かせるあまりに
も無垢で純粋な頬笑み...
「私だけの愛の色よ...形で表せるかもしれないけど、その物が見えな
い物だったら何色なのかしらね...って昔、お母さんに聞かれたの...」
「さぁな...でも見えないから考える価値があるんじゃねぇか?自分の意
思で何色にでも変えられるしな...」
「クスッ...クスクスクス...」
「何笑ってんだよ...気味悪ぃな...」
「だっだってアリオスから...クスクス...そんな話が出てくるなんて..
クスクスクス...意外だったからおかしくって...クスクスクス...」
「悪かったな...」
「悪くはないわ...嬉しいのよ私。」
「何が嬉しいのやら...。お前の思考回路って案外単純なんだな...
いや案外でもないか...」
「もうっ...私ね、自分の愛の色って言うのはまだわからないの。でもね、
皆初めは透明で色んな恋をして色んなことを知って、見て綺麗な色が出
来ると思うの。だから、同じ色は無いんじゃないかしら。」
「おい!一人で人正論語るなよ。俺はお前を捜して来いって言われたんだ。
何時間も待たせたら後で五月蝿ぇんだよあいつ等が...後で聞いてやる
からとっとと帰るぞ!」
「っあ!待ってよ!」

――― love color is clear 最初だけ...ね ――――

Fin

冷泉院桜華様からいただきました作品です。

カタチのない「愛」の色。皆さんは何色だと思いますか?
やっぱり・・・好きな人の色ですか?
一日中、その人のことを考えていたら、その人が自分の「好きな人」。
こういう説があるらしいです。
だから・・・その人のカラーが「愛」の色かもしれませんね。

ありがとう、おーかちゃん。おーかちゃんの愛の色は何色?