「ねぇレヴィアス...知ってる?
一番愛しい人を殺すと、その血は『美朱』って色になって
普通の血の色と違ってとても美しいんですって。」
「へぇ...だけど普通、愛してるヤツを殺すヤツなんかいねぇだろ?」
「気づかないうちに愛してしまったら...別よ」
「...まぁどちらにしろ俺が、お前を殺すわけないから美朱は見れねぇな」
遠い日のエリスとの会話...美朱だけが心に残った...
―――――――――――――――――――――――――――――
「我が愛してるのは!?我は...我が愛しているのは
エリスお前だけなのに...何故あいつの顔が浮かぶんだ。」
(アイツを殺してお前を甦らせそして我は再びあの星に帰る...
正統なる血の復讐をするために...)
――レヴィアス...貴方はあの子を愛しているのね―――
「もうすぐアイツが来る...」
――貴方は誰にも渡さない...―――
「一人...か。自ら死を選びに来たのか?...」
「貴方が私を殺して幸せになるなら...」
(何故だ!他の奴等と来れば我など簡単に...
いやエリスが生き返るならこの娘の命など惜しくはない...)
――そうよレヴィアス...貴方は私を愛しているの―――
「ならば望み通りにしてやる...」
レヴィアスの剣がアンジェリークの体を通り越し真紅に染まる
その血はなんの変わりもない血。だがレヴィアスにはとても美しくそして、
なにかを物語りエリスの言葉を思い出す。
『一番愛しい人を殺すとその血は…』
『気づかないうちに愛してしまったら…』
(み...美朱なのか?)
「愛してるわ...ア...リオ...ス」
(我は...アンジェリークを...あい...し...て)
「っアンジェリーク!!我はお前を..
違う!我が愛する者はエリスだけだ!
...エリスお前を...我が傍へ...」
――...ックス...レヴィアスもう、遅いわ...
悔やんでも遅いのその美朱を見た限り貴方は後戻りできない
...レヴィアス愛してるわ...私だけの愛しいヒト...私だけの者よ―――
美朱は呪いの色...嫉妬と罪と束縛の色...
愛する者を殺めた者だけが見る事のできる堕天の色。
Fin
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