アルカディアに来て、育成を始めてからもう残り90日を切ったのに、
未だに幸福度は1000にも達しない…
陛下にもレイチェルにも心配をかけてしまっているのに、
未だになにも手につかない
…理由は解っている育成しなくてはいけないと思う。
でも足は、守護聖様方の館ではなく、
天使の広場や日向の丘へ向き彼を捜し続けている自分があった。
「…たまには育成もしようかな。」
私にとって育成とは、彼の存在の前ではこんなにもあっけないモノだったのだ。
そう思ったときいつも思い知らされる"愛しさ"
…同時に出てくる涙は、あの時私も一緒に死んでいればという"後悔"だけだった。
「おっはよー♪アンジェリーク!…今日はどうする?また捜しに行く?」
「…育成する。だから心配しないで♪」
「ごめんね…力になってあげられなくて。」
「大丈夫だよ…今までサボってた分がんばらなきゃね。」
レイチェルの哀しそうな顔は、忘れられない。
だけど、それ以上に彼を想う私があることも確かで、
自分の馬鹿さを思い知らされたようだった。
アリオス…
思い浮かぶ単語は、それ以外無かった。
「…リーク…アンジェリーク!」
「はい!」
「大丈夫?…具合悪いの?」
「いえ。大丈夫ですマルセル様。」
「…アリオスのことだね。」
「…はい。」
「悔しいよ。なんの力にもなれない自分が…でもねできる限り僕も捜してみるよ。
だから、君も育成がんばって!
この大陸の人達が幸せになれるように祈らないと、育成もうまくいかないよ。」
「ありがとうございます。」
月並みな言葉…なんの感情もこもってないただの単語達…
素顔を隠す笑顔の仮面…
いっそこのまま消えてしまいたいと何度思ったことか…。
そんなある日、アルカディアにひとつの土地が現れた…
なぜかそこに行かなくてはならない気がした…
『約束の地』が私を呼んだ
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