あなたは玻璃の森までやって来ました。

「ここにプレゼントはあるのかしら」

きょろきょろと辺りを見回しながら、アンジェリークはプレゼントの木の方に向かいました。
アルカディアの人たちが大切な人のためにプレゼントを吊るすという木です。
もしかするとそこなら、飛んでいったプレゼントあるかもしれない。

アンジェリークは木のまで行くと、いくつか吊るされているプレゼントの中に、
一つだけ見覚えのある包みがありました。
プレゼントは木の枝に引っかかるようにしてそこに吊られています。

「良かった。ここにあったのね。よっこいしょっと。・・・あれっ?」

精一杯背伸びをして手を伸ばすのですが届きません。
もう少しというところで包みに指が掠るだけ。

「どうしよう・・・」

「そんなトコで、何やってんだよ」

T

「あっ、ゼフェル様。あの・・・」

アンジェリークはゼフェルに事情を話しました。

「で、そのプレゼントに手が届かないってわけか。
 わーったよ。そこどけよ」

アンジェリークが横にずれるとゼフェルが手を伸ばし、
プレゼントを木の枝から外して渡してくれたのでした。

「ありがとうございます、ゼフェル様!」

「なっ、なんだよ。取ってやったぐらいでそんなに喜ぶなよ」

ゼフェルは顔を赤らめて照れてしまいました。

アンジェリークは中身を確認するために袋を開けて取り出します。
中には【オルゴール】が入っていました。
飛んでいったときに壊れていないか、フタを開けてチェックします。
すると、とてもかわいらしい音色を奏で始めました。
これなら渡しても大丈夫そうですね。

すると脇から興味ありげにゼフェルが顔を覗かせました。

「いい細工してんな、そのオルゴール。
 アルカディアの住人に、そんなにいい仕事するヤツがいんのか?」

「はい。今度ゼフェル様に紹介しましょうか?」

「おお、そうしてくれ。一度会ってみたいもんだぜ」

鼻をこすってゼフェルは嬉しそうに笑いました。

そして袋にはキーワードのメモも入っていました。

とメモには書かれていました。

「ほら、ぼやぼやしてっと日が暮れちまうぜ。さっさと見つけて、プレゼント渡してやれよ。
 走って転んで、泥だらけになったらカッコ悪いけどな」

「はい、気をつけます。また会いましょうね、ゼフェル様!」